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久米川教室

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5/18【久米川教室】論語

現在、中学3年生の学校課題として、「教科書を読んでワークを仕上げる」というものがあります。
その中で単元作品として『論語』が含まれているのですが、、、

ワーク学習のみですと選択問題を通しての理解となります。

例えば、
「人知らずして慍(うら)みず、また君子ならずや」とありますが、この「君子」とは、ここではどんな人のことですか。
適切なものを次から一つ選びなさい。


ア、人が自分のことを知らなくても、不平や不満をもたない人。
イ、人から認めてもらえなくても、不平や不満を抱かない人。
ウ、学問を全くしない人に対しても、分け隔てなく接する人。
エ、人の知らない知識をもっていても、自慢することのない人。

何も授業を受けていない状態でこの問題を解くのって、ほぼ不可能かと思います。
答えは「イ」なのですが、間違ってしまった生徒さんが直しをしたとしても「へぇ」で終わってしまう可能性が高いです。

何だか、味気ないですね・・・。
抽象を理解するには具体が必須です。
ワークだけでは抽象を抽象のまま覚えるだけで、勉強とは言い難いです。


社会人であれば、
「上司や同僚の言うことだけに一喜一憂せず、自分の仕事を見つめ直すことが大切だ。」
と言えば理解が得られると思います。

生徒さんで言えば、部活動などで上記のシーンがあるかも知れません。
「いくら練習しても選手に選ばれない。それに対して不平不満をいうことなく、自分に足りないものを見つめ直す。そう知ればきっと改善点も見つかって、大事な局面で選手に選ばれるかも知れない。」なんてエピソードなら伝わるかと。

「論語」はあの中田英寿も愛読書としていた素晴らしい書物。
例えワークで学習し終わっても、学校の授業が再開したあかつきには、しっかり膨らませて理解を深めて欲しいものです。

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