教室長ブログ

10/19【桃井教室】国語

2年生で国語の授業を実施いたしました。

先日の授業は平家物語の問題演習を行いましたが、
気になることが…

設問の意味を理解しているのだろうか??

何が聞かれているのかよく分かっていないのに答えを探しているという
クイズのような解き方をしているのでは??

例えば
「うちくはせる」(矢を弓に引っ掛けること)と同じ意味を表す言葉を3字で書き抜きなさい
という設問に対する答えが…
「ひやう」(矢が飛ぶときの効果音です)

…意味分かっていますか?

テスト本番であれば仕方ないのですが、これは練習問題です。(しかも宿題という時間制限が無い環境での練習でした)
「うちくわせる」の意味が分からなかったら調べればいいのですが、
何も考えずにただ3字で収まる言葉を抜き出しただけ。

もちろん、「ひやう」と答えていないにしても「うちくはせる」の意味が答えられなかった人は同罪です。

国語が苦手な生徒さんによくあることだと思います。
…というか平均的な中学生はこんな感じなのではないでしょうか。
何を聞かれているのかよく分かっていないが、文章中それっぽいことが書いてある箇所を探す。
特に記述の問題で自分が何を書いているのか良く分かっていない人が多いのではないでしょうか。
これでは国語力はつきません。

単語や漢字を殴り書きして覚えたり、問題を解くだけが勉強ではありません。
頭を使って考える時間をちゃんと取りましょう。
そして考えても分からないことは教科書、ノート、辞書などを使って調べましょう。

このままでは塾に来て、座って、何も考えずにホワイトボードを写すだけになってしまいます。
「自分の言葉」で物事を考える習慣を身につけられるようにしていきたいですね!


※卒業生のK君より修学旅行のお土産をいただきました。どうもありがとうございます。

過去の記事

全て見る