教室長ブログ

10/21【西荻窪】「できると思う力」

先日、ある小6の生徒さんと授業をしていたときのことです。

算数の分数問題を解いている途中で、その子がちょっと困った顔をして

「もう無理ー」「できないー」とつぶやきました。
あまりこういうセリフは、周りの空気も後ろ向きにしてしまわないかヒヤリとして
僕は「やってみないとわからないよ、やる前から無理って決めないようにしようよ!」と制止。

実際、小学校では扱わないような分数が分数の中に含まれる、踏むべき工数が多い問題です。

そしていざ、少しだけヒントを出してもう一度取り組んでもらうと……

難なく正解。

本人が驚いた顔をして、「できた」と笑っていました。
ほらね、無理って言うのが早すぎたでしょ!
と僕は思わず褒めます。



こうした場面は、勉強の中でよく見かけます。
小中学生の勉強を口に出さないまでも、難しそうに見えるとすぐに“できない”と思ってしまいがちです。

その時、脳は「考えるのをやめる」モードに入って思考のスイッチを切ってしまいます。


反対に、「もう少し粘ろう」「メモしたことを見直して再チャレンジしよう」と言葉を少し変えるだけで頭が動き始めます。
気持ちが前を向くと、行動も自然に前向きになるのです。


生徒さんを見ていると、“できない”という思考の多くは、

本当は「頭を使うのが面倒だ」「やりたくない」の言い換えの場合が多いように思います。
もう少し練習すれば届くところにあるのに、その一言で自分の成長の機会を少なくしてしまうのはもったいないことです。

先週実施した3年生対象のトマトレでも伝えました。
後ろ向きな気持ちで受動的に勉強するよりも、やってやる、できるようになってやるという気持ちで持って
勉強をすれば、同じ時間でも成果が変わってくると考えています。


「できると思う力」って大切です。

勝つ気で勝負に臨んでいきましょうね!

久保田


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