教室長ブログ

1/14【西荻窪】待ってはくれない

かなり昔のことですが…
長く指導していたある生徒さんの話です。
その子は中学3年生の後半に体調を崩し、勉強のペースが大きく乱れてしまいました。授業は休みがちになり、必死に追い付こうとするものの、模試の成績は下降し合否のボーダー付近に。
最後まで目標を下げずに挑戦しましたが、合格には届きませんでした。

 

受験を控えた皆さんが読むと、少し暗い話に聞こえるかもしれません。
しかし、現在受験真っ只中の3年生だけでなく、1、2年生にとっても今こそ考え方を見直すきっかけが含まれていると思い、あえて書かせていただきました。

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この冬、西荻窪教室の1、2年生は、冬期講習の「まとめテスト」を実施し、
それに向けての勉強をやっていこうという目標を打ち立てました。

これまでの西荻窪教室では、個々のペースを尊重したサポートを重視してきたため、このような一斉の取り組みは生徒さんたちにとって新鮮な刺激になったはずです。

 

帰省や体調不良などの欠席から学習が遅れ、補習を前提に進めてきた生徒さんもいます。
そのためテストは一律の実施日を設けず、必要な補習を終えてから順次実施することにしました。
しかし、一部の生徒さんは、今なおテストを受けられる準備が整っていません。

準備が完璧でなくても、期日が来て質問受付が済んだらテストは実施します。
それも含めて実力のうちだからです。

 

ここで冒頭の話に戻ります。
家庭の事情や体調、他の習い事など、やむを得ない理由は誰にでもあるものです。
しかし、テストや入試の日は私たちの都合で後ろに動かすことはできません。
入試という仕組みの非情な点は、その子の背景や事情を一切考慮せず、当日の結果だけで判断されてしまうところにあります。ですが、この仕組みの中で戦わなければいけません。


 そして誰も悪くなかったとしても、
結果として勉強量が確保できなければ、志望校という目標からは遠ざかってしまいます。


複数の習い事もお出かけもしながら、勉強も人並み以上に…というのはやはり難しい。
ときには勉強のために、他の何かを削る決断が必要な場面もあります。
生徒さんの人生の一部を預かる立場として、この冬、あらためてそのような提案が必要だと感じる瞬間がありました。

3月からは新学年として、「お子様のキャパシティと時間」という観点も含めて面談でお話をしたいと思います。

久保田



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