教室長ブログ

12/27【久米川教室】「証明」って楽しい

現在、中学2年生の数学では「証明」を進めています。

証明は方針を練るための準備が大切。図形を書き出そう。
根拠のないイコール関係は絶対に書かないこと。
板書を写すだけでは意味がない。

と口酸っぱく言っていることが功を奏し、
各自の解答の仕方が良い意味でバラバラです。

もちろん、中学校の先生の書き方に合わせることも成績をとる上では無視できません。

論理的かつ細かい部分にも注意を払った解答であれば、どんな表現でも正しいと教えています。

授業中は一人の生徒を指名し、どのような解答を作成したか問います。
すると生徒さんは説明しながら同時に質問をしてきたりします。

生徒A「CEとADが等しい部分を足したものだから等しくなるのはわかるんですけど、どう表現したら良いかわかりません。」
吉澤「仮定よりAE=BD、正三角形ABCよりAC=AB、したがってCE=AE+AC=BD+AB=ADでいいんじゃない。」

こんな高度なやりとりがすでに行われています。
それを聞いている他の生徒さんも、「おおーっ」という反応。


生徒B「私は正三角形の60度を180度から引いて120度ということを使って証明しました!」
吉澤「いいね。そのやり方の方が書く量が少なくて済むね!」

文章にすると大変胡散臭いやりとりみたいになってしまって悲しいのですが、
全て実話です。

証明を「わかりません」と言って片付ける癖を付けたくありません。
必ずわかることがあるはず。
それをどう表現するのか、表現のストックは勝手に増えませんから、ぜひ質問してください。

また小刻みにテストをして定着しているか確認しますから、遅れている人は頑張りましょうね。

過去の記事

全て見る