教室長ブログ
6/30【久米川教室】競争心
私は以前、個別指導塾で勤務していました。
その経験から、生徒一人ひとりのペースに合わせて学習を進めていくことのメリットとデメリット、どちらもよく理解しているつもりです。
ゆっくりでも着実に理解を深められるのが「個別のペース」の強み。
一方で、「自分はこのくらいで大丈夫かな?」と、ついペースを甘くしてしまいがちなのもまた事実です。
テスト直前期、教室でとても印象的な場面がありました。
ある生徒がふと、こんな声をかけていたんです。
「◯◯ちゃん、どこまで進んだ?」
この言葉を発したのは、普段はどちらかといえば勉強が得意ではなく、マイペースなタイプの子。
それだけに、自分からそんな質問をすることに私は驚きました。
そして、声をかけられた側の生徒も嬉しそうに答えていて——
なんとも言えない、あたたかくて前向きな空気がその場に生まれていました。
こうした“お互いの進捗を気にする空気”は、とても前向きな“競争心”だと思います。
競争と聞くと、どこかギスギスしたものを想像されるかもしれませんが、
「自分も頑張ろう」と思えるような、健全な刺激としての競争心は、むしろ学習にはとても効果的だと私は思います。
「〇〇くんが終わったなら、私ももう少しやってみようかな」、「△△さんが解けたのか、じゃあ自分も負けてられない!」、そんなちょっとした意識の変化は、学習の質や集中力をグッと高めてくれると思います。
だから私は、教室の中に自然と生まれたこの「良い意味での競争」を、
これからも大事に育てていきたいと考えています。
一人ひとりのペースを大切にしながら、
「みんなで伸びていく空気」をつくること。
それがTOMAN久米川教室の目指す理想の形です。
By杉本
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