教室長ブログ

9/14【桃井教室】宿題が分からない

先日の授業のことですが、理科の宿題の状況が芳しくありませんでした。

課題はプリントを教科書を読みながら解いてくるというものであり、内容は学校で既習かつ基本的なものでした。
「芳しくない」の理由の一つに「教科書を読んでも分からない」というものが挙げられましたが、これに関してお話をさせてください。

①課題に取り組む時間が短すぎる。
聞いたところ10分くらいで諦めたという生徒さんもいらっしゃいましたが、もっと頑張って下さい。
そんな楽な課題をテスト前に出しませんし、それでは成績は上がりません。取り組む姿勢の問題です。
「出来ない」から「やらない」では何も変わりません。

②設問の意味が分かっていない
教科書を読む前に設問の意味をよく理解していなかった方も多くいらっしゃいました。
何が聞かれているのか分からないのに教科書を読んでも答えは見つかりません。

③教科書を読んでいるのではなく、ただ答えを探しているだけになっている
②と同じことになりますが、根本的に「文字を読む」という行為が「文字を見ているだけ」になってしまっているようです。
設問にしろ、教科書にしろ内容を理解していなかったようです・・・(※学校では既習単元なので初めての内容ではございません。)

「めんどくさい」は勉強の敵です。小学生の頃からの積み重ねで丁寧に字を読む習慣が身についていないために発生している
ものだと考えらえます。

対処法は文字を読むとき、話を聞くときに自分の言葉に置き換えて考えることができるかどうかだと思います。

この力を鍛えていくために毎年1年生は他の学年以上に口酸っぱく課しているものが「ノートまとめ」です。
丸写しでなはなく、「自分の言葉」で大切だと思うことを「言い換えて」まとめることです。
これが出来るようになってくると教科書やノートを見ることで勉強が進むようになりテスト勉強の効率もあがってくることでしょう。
(ちなみにこの力を鍛えていくためにいい教材を発見したので小学生と中学2年生で授業を行っております)

目の前の定期テストに向けては教科書、ノートの内容を読み取ることでプリントの問題を解き、覚えていくことが大切ですが、
最終的には教科書やノートの内容を読み取る力の方が大切になってくると思っております。
自分の頭で物事を考えらえるようにするための第一歩なのではないかと思っております。





過去の記事

全て見る