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久米川教室

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11/4【久米川教室】可能性を潰さない

各学年の数学で、生徒さんが必ずぶつかる壁。
色々あるのですが、特に「〇〇の利用=文章題」の壁は非常に大きなものです。

今回の中学1年生の範囲で言うと、方程式の文章題がそれです。

夏休みから塾で丁寧に教えた上で、学校でも習って、さらに塾でもう一度復習を試みました。

けれど、ペンが止まる。

これは僕の実力不足によるところなのかもしれません。
が、ペンが止まる子に共通して感じられる「嫌悪感」みたいなものが大きい気がします。

そもそも、何をx(文字)で置くかさえ明記しない。
いきなり式を立てようと試みて、やっぱりわからないと悟って不貞腐れる。
挙句、謎の筆算式を書いて答えだけ求めようとする。

こんな感じです。結局、面倒なことはやらないんですよね。

第三中でいえば、試験1週間前を切った状況ですから、
現状できない問題はこちらから「やらなくて良い」くらいのアドバイスがあってもいいのかもしれません。

しかし、僕(吉澤)は絶対にそんなことを言いません。
とはいえ、「絶対に解け」とも言いません。

現状できるだけのことはして、来年度以降への反省材料が揃えられれば良いと思っています。

正直なところ、1年生の『1次方程式』って枷(かせ)をしながら立ち向かっているようなものなんですよ。
例えば「40円の切手と60点の切手を合わせて15枚買いました〜」みたいな問題の場合、
40円切手の枚数をx枚とすると、60円切手の枚数は(15-x)枚と表せる、のようになるわけです。
それを代金の式で表すと、40x+60(15-x)=合計金額、というちょっと見た目に悪い式にならざるを得ません。

それが学年変わって2年生になれば、『2元1次方程式』が解禁されるわけでして、
その場合、40円切手の枚数をx枚、60円切手の枚数をy枚として、x+y=15、という式を立てることが可能になります。
その後、合計金額のみで式を立てて、連立すれば終わり。
同じ問題でも圧倒的に2年次の方が解きやすくなるのです。

それらも踏まえた上で、「方程式の文章題はやらなくて良い」なんて口が裂けても言えません。
「来年になればもっと楽になるから」「今できることをしっかりやろう」のような感じで、
プレスをかけ過ぎず、諦めもしない熱量で僕は生徒さんに臨みます。

目先の点数を追うよりも大局を見て今後も指導していくつもりです。

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