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12/7【久米川教室】推薦入試について

中学3年生は仮内申も判明し、ここから入試に向けて全力で臨めます。

都立入試において、最初に迎えるのが推薦入試です。

毎年書いていることではありますが、
ここでは全員が受けてしまう可能性がある一般推薦について僕個人の考えを示します。

一般推薦は、今年度もコロナ禍のせいで集団討論が実施されません。
つまり、結局内申点を取った方が有利で、面接や小論文などによる当日挽回はほぼあり得ない、ということになります。

一部の中学校の先生や保護者の方が「推薦を受けた方が一般でも有利だ」なんてことをおっしゃるらしいのですが、
そんなこと、全くありません!

都立一般は内申点と当日点の合計で厳密に合否を判定します。
推薦受験を受けた子が受けてない子より合計の入試得点が低いのに合格、なんてことはまずあり得ません。

何より推薦受験を軽い気持ちで受けた子は下記の状態に陥ってしまい、それは一般合格への弊害となる可能性が高いものです。

①推薦受験までの期間
「推薦で受かったらいいな」と幻想を抱き、目の前の勉強に全く手がつかない。
表面上は勉強しているように見えても、ほとんど頭に入っていません。
また推薦受験の準備に充てる時間も、受験勉強をした時間として認識してしまい、一般に対する準備はやはり出来ていません。
 
②推薦受験当日~推薦発表まで
緊張からの解放で、受験日はかなりの疲労感におそわれるものです。
当然その日は勉強できません。「明日から頑張ろう!」と。
翌日以降、気持ちを一般受験へ切り替えようとしても、
心のどこかで「受かっていたらいいな」と期待するのが人間というもの。
やはり勉強に本腰を入れるのは困難です。
発表当日、軽い気持ちで受けた子は、よほどの内申点のリードがない限り、残念な結果を迎えます。
そこで失った時間に気づき、焦ります。
 
こうならないように、久米川教室ではそもそも推薦受験をおすすめしておりません。

僕は「ワンチャン(ワンチャンス)」という若者言葉が大嫌いです。
「ワンチャン大丈夫っす。」「ワンチャンやばいっす。」など、
使い方自体も意味不明なところが多い上に、非常に軽薄な印象を覚えます。

本当に推薦で受かる気がある子は、それ相応の内申点を事前に獲得してくるもの。
言葉では何とでも言えますが、数字で覚悟を証明できれば本物です。
受けるのであれば、相当な気持ちで僕を説得して欲しいのです。

推薦入試において「ワンチャン」など絶対にあり得ません。

目の前の苦しい現実から逃げるのではなく、一緒に立ち向かっていきたい。
吉澤、今から燃えております。

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