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大泉南教室

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脳科学のお話(大泉南教室)

今日はある脳科学の有名な実験のお話を。

~実験~
4歳児たちを小さな部屋に招き、マシュマロを前に置いた。

「いま食べてもいいけれど、15分間待つことができたらもうひとつマシュマロをあげる」
「途中で食べたくなったらベルを押せば食べられる。でも、もうひとつのマシュマロはあげない」

そう子どもに伝えて、実験者は部屋を出た。

ほとんどの子どもたちは、待つことを選んだ。しかし、子どもたちが待つことができた時間は平均で2分間。ベルを鳴らさずにすぐ食べてしまった子もいた。
 
そして、参加した4歳児のうち約25%だけが、15分後まで待つことに成功し、もうひとつマシュマロを手に入れた。

さらに、その十数年後、この実験を行った子どもたちのその後を調べたところ、15分我慢できた子は、我慢できなかった子より成績が良い傾向にあり、また、ベルを鳴らさずに食べたり、2分待たずに食べてしまった子は、学校で問題行動が目立つ生徒が多かったそう。
~以上~


この実験を行った学者は、
「成功にはIQそのものよりも、セルフ・コントロールや我慢強さ」
が重要であると述べられています。

もちろん、この実験が全て正しい訳ではないでしょうが、それでも大いに参考にすべき内容ではありますよね。

なお、この実験で最も面白いのは「15分待つことができた子」の行動にあります。

我慢できた子の中には、部屋の隅に立ってマシュマロを見えないようにしたり、マシュマロをぬいぐるみのように見立てて遊び、それがマシュマロであることを忘れようと頑張ったりしていた子がいたそうです。

うーん、実に健気で可愛らしい工夫ですね(笑)

つまり、我慢できる子は、先の満足のために、今の苦難を乗り越える工夫をする力があるのです。
※勉強は自分の可能性を広げるものなので、あまり苦難とはとらえて欲しくありませんが(苦笑)

「テストとゲーム」
「内申と漫画」
「高校とスマホ」

…どっちが大切かなんて言うまでもないですよね。
でも、多くの子が、その誘惑に負けて、勉強を後回しにしてしまいます。

どうしてもスマホを触っちゃうなら、手の届かないところに預けちゃいなさい。
どこに預けるって、私が預かります!

最も良いのは禁止されなくても自制できることですが、それはなかなか難しいよね。
ならば、
「楽ができない環境に身を置く」工夫をしましょう!

※自校作成や共通最上位校を目指す人は、「自制」できるレベルにならなければダメだよ!



↑努力の天才、石原先生。受験前の正月3日間で40時間勉強をした記録を持つ強者。
その方法は
「勉強しかすることが無い空間を作って閉じこもる」だそうです。

さすが!!!

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