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大泉南教室

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効果的な学習方法について

今回は、成果の上がる学習方法についてお話しますね。
ただし、今回は「能力・成績が普通の中学生」が対象の話です。

※なお、偏差値60以上の都立を志望する子についてはまた別の機会に書きますね。
言い換えれば、偏差値60以上の都立を志望する子は、今回の内容はできていて当然ですからね!


さて、多くの中学生は
「問題を解くこと」を勉強だと勘違いしています。
解き方がわからないものがあるのに、問題を解き続けても無意味ですよね。

確かに、「解いているうちに、自分の欠けが見つかった」ということは、立派な発見です。
ですが、その「欠け」が、ページの半分を超えていたら、修正すべきものがちょっと多すぎます。

かと言って、全てを暗記することは不可能でしょう。
ですので、私は生徒に「定期テストで60~70点が取れるレベル」くらいをよく基準にします。
それまでは、問題を解くよりも、
「覚える」「見直す」「まとめる」を繰り返すことを重視すべきです。
※この「まとめる」についても、後日触れますね。

「単語が抜けている」「公式がわからない」
そんな状態で問題をやり続けても無意味です。

悪いフォームで練習量だけ増やしても、成果は上がりません。
成果が上がらないどころか、怪我をする恐れもあります。
そして、悪いフォームは正しいフォームより疲れるので、量すら増やせないことにも繋がります。


とは言え、自力では理解しにくい部分もありますよね。だから、

「自分でできるものは家や自習で!」
「自分では解決しにくいものは塾で!」 にすればいいんです。

これこそが、普通の中学生にとって、最も有効な学習方法だと確信しております。

たとえば、英語だと、
「自分では単語や教科書本文の内容の暗記を」
「塾では文法や総合演習を」 のように学習を分けるのですね。

あとは扱うものが違うだけで、どの教科でも考え方はまったく同じです。
「自分では元素記号や実験の手順を覚える!」「自分では山や平野をしっかり覚える!」
「塾では化学反応式の演習をする」「塾では雨温図のグラフの演習をする!」 などなど。


少し話を変えますね。全ての教科において、
「暗記だけでは得点にならない」「覚えてるだけじゃ点に結びつかない」
ものって、果たして定期テストで何点分くらいあるでしょう?

学校の先生や単元によって差はあるでしょうが、おそらくそれは
「100点満点中、たったの20点、多くても30点分くらい」
なのではないでしょうか。

つまり、定期テストで平均点前後、通知表で3の子は、
「応用を捨てででも、基礎の勉強ばかりやったほうが、よっぽど点数は良くなる」のです。

基礎こそ全て。
応用なんて、「基礎を全く落とさなくなってからで取り組む」

ので十分です。


「覚えるだけで取れる問題を落としている子に、応用なんて必要ない!」
私の教え子で、現在アルバイトで講師をやってくれている教え子は、みんなこう言います。
(嬉しいなぁ。俺が教えたことを覚えてくれてるんだなぁ。)

「英語が苦手で…」と言って、単語から書けない子は、英語が苦手なのではなく、
「努力が苦手」なのです。

もちろん、「努力」と言っても、それ自体を苦手とする子も多いので、
「正しい努力の仕方」や、「勉強量が足りなかったら追加」など、
ちゃんとそこは導いていきますよ!

さあ、次のテストまでは2か月以上あります。
中1・中2の皆さんは、この機会に「努力の練習」をしてみませんか?

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