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久米川教室

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Yさんと化学反応式(久米川教室)

夏期講習も後期折り返し、本日で7日目。学校の宿題、皆さん終わりましたか?

夏の課題の中には「夏休み明けにテストをするから勉強をしておくこと」というものがよくありますね。
現在、東村山市立第三中の2年生には「化学式・化学反応式再テスト」が課されています。

化学反応式、保護者の方にも苦手だった方がいらっしゃるのではないでしょうか。
当塾にも理科がとっても苦手なYさんという子がいます。
彼女に言わせれば「何が何だかわからない」そうです。

そんな彼女が本日、
3Fe + 2O2 → Fe3O4 
とか、
C2H5OH + 3O2 → 2CO2 + 3H2O
なんて化学反応式をスラスラ書けるようになりました。ちなみに丸暗記ではありません。
それはもう嬉しかったようで、うれし涙を浮かべていました。
(そんな彼女を見て僕も少しウルっときてしまったことは秘密ですが。)

さて、どうやって習得したのか。単純です。積み重ねたんです。

①まず、化学式のもととなる原子記号を覚える。もちろん原子記号から原子名にも直せる状態にします。
②次に化学反応式のもととなる化学式を覚える。水とか二酸化炭素は覚えていましたから、酸化鉄(III)とかメタンとかですかね。物質名から推測できるものとそうでないものと分け、何度も「書いて」覚えていました。
③反応式を物質名で作れるようにする。例えば「銅 + 硫黄 → 硫化銅」などです。
④物質名の式に化学式を当てはめ、最後は反応前後の原子数を合わせるための係数調整をする。

文章にすると何とも難しいことのように感じてしまいます。この一連の流れを彼女は3時間かけて達成しました。凄まじい集中力でした。
3時間と聞いて「長い」と感じるか「短い」と感じるかは人それぞれかもしれません。
でも、全く理解できていなかった苦手分野を3時間で克服したのですから、僕としては最も効率的に学習できたと感じています。
丸暗記でないところが肝です。きっと時間が経過してもそこまで忘れることはないでしょう。

勉強って、こうでなきゃいけませんよね。Yさん、よく頑張ってくれました!休み明けのテスト、絶対満点取ろうね!

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